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カタチを読む

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 美しいカタチというモノは、
奇跡的なものだなぁと思う。

美しいモノを見ると、
あらゆる細部が関わり合い、
全体として調和が取れている。

どこを見ても変更可能な部分が無いし、
認識出来ないような小さな差異が、
全く表情を変えてしまう事がある。
美しさというのは、
球体の上に無数の積み木を、
積んだようなもので、
たったひとつのピースを、
ほんの少しずらしただけで、
音を立てて崩れてしまうモノなのだ。

その美しさを、理屈抜きで、
一瞬のうちに感じる人間の感性も
すごいなぁとも思う。

よく「場の空気を読む」
という言い方をするが、
美しさを感じる感覚も、
これに似ている。
場の空気を読むというのは、
単純にひとつの物事に関して、
痛いとか、冷たいとか、
感じることではなく、
無数の事象や関係性を
同時に読み解くもので、
言葉に出来ない複雑さを含んでいる。

美しさも、
無数のファクターが折り重なって、
しかも、ヒエラルキーはなく、
どんな些細な部分でも、
美しさをカタチづくる、
重要な部分になっている。

・・・そんなような事を、
時々、ケヤキを手入れしながら思う。


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